夢子のフィナーレ

日本 / 38分

6/5 fri 6/5 12:30 あ・りーさだ視聴覚室

あらすじ

その殺意は、日常の裏返し。スーパーの喧騒に紛れ、どこか諦めたようにパートに励む夢子。帰れば、食事の音すら苛立つ不愛想な夫。「味が薄い」——その一言が、彼女の静かな日常に亀裂を入れる。音を立てるだけの存在に、募る憎悪。ある日、夢子はふと、夫を毒殺するという衝動に駆られる。それは、決して許されない一線。けれど、塩の容器に忍ばせた毒が、夫の料理に落ちるのを見つめる夢子の瞳には、かすかな光が灯り始める。禁断の甘美な衝動。彼女の人生は、毒と共に輝き出す——。しかし、これは単なる犯罪劇ではない。夫への殺意が、閉ざされていた夢子の感情を解放し、彼女の人生に予期せぬ変化をもたらしていく。共感と衝撃が交錯する、前代未聞の物語。「夫を殺したい」——そんな心の叫びを抱える主婦たちの、痛切なレクイエムが今、あなたの心に深く響き渡る。

監督

浅沼直也 Naoya Asanuma

1985年長野県生まれ。東放学園映画専門学校を校長賞受賞で卒業。主な監督作に『HeartBeat』、文化庁ndjc作品『鉄馬と風』など。
短編『冬が燃えたら』でSKIP国際Dシネマ映画祭2017グランプリを受賞し、上田慎一郎・中泉祐矢との共同監督作『イソップの思うツボ』では
全国100館規模の劇場公開を果たす。また、俳優と制作リスクを分散し共創する「HAKUSHI PROJECT」を主宰するなど、映画制作の新たな仕組み作りにも挑戦。現在は母校で教員を務め、後進の育成にも尽力している。

※『夢子のフィナーレ』:唐津国際映画祭、沖縄NICE映画祭(音楽賞・観客賞)

スタッフ&キャスト

監督浅沼直也
出演鈴木奈津子
吉見征樹
行徳玲奈
古谷朋弘
宇江山ゆみこ
スタッフプロデューサー 中村雄貴
脚本 石戸浩太朗 西貴人
撮影 神野誉晃
照明 津覇実人
録音 浜田耕司
編集 伊藤拓也
音楽 山下エマ